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J2第9節アルビレックス新潟vs栃木SCの話題はこちら

  • 執筆者の写真: こうずてぃーびー
    こうずてぃーびー
  • 2022年4月10日
  • 読了時間: 8分

更新日:2022年5月24日

プレビュー



生配信




レビュー








振り返り

3つのポイント

・松橋監督の修正力

・去年活躍した選手の上積みの重要性

・ゲデス登場

松橋監督の修正力

開幕から4戦で3分1敗と勝ちが無く、昨年の主力が残り、有望な新戦力が加入したにも関わらず結果が出なかった序盤。

2019年に9節で解任された片渕氏よりも悪い成績に、当時を引き合いに監督交代か?と思った矢先、システムを去年と同様の4-2-3-1に戻してから5戦で4勝1敗。勝ち点12を積み上げました。これは直近5試合での勝ち点積み上げペースではJ2で1位とのことです。

わかりやすくシステムを変えたから勝てている風に言っていますが、本質はアンカー型で両脇のスペースを突かれてボランチが横移動が多く、負担が大きいことや攻撃に人数を割けている割にスペースの使い方がチグハグだったりなどの具体的な要因がダブルボランチによって、守備時は相手が攻め込むスペースを減らし、攻撃時にはボランチの片方が攻撃参加することで相手の空いたスペースを狙うことで攻撃も活性化できている。こういう理由が大きいと思われます。単純にシステムを変えただけでここまで好転するわけではなく、チームとしてうまくかみ合う組み合わせになっているということの方が大きいです。

今年のアルビのスローガン「より攻撃的に」を体現するために、インサイドハーフ2枚のワンボランチにして攻撃にかける人数を増やし、より相手陣内でのプレー時間を増やし得点を量産することをイメージして開幕から入ったと思われますが、先ほど指摘した通り、守備での穴を突かれ、ワンチャンスをものにされて勝ち切れない試合が続きました。また、人数をかけているわりに決めきれない決定力も課題としてあり、失点してからギアが上がるメンタルの課題もありました。

5節の甲府戦から去年同様のダブルボランチに戻して、ディフェンスラインからビルドアップする新潟のスタイルをより強固に示し、前半からギアを上げて先制点を奪う理想的な流れで初勝利を掴みました。

守備も安定し、攻撃でも前半で2得点と課題だった決定力も払しょく。後半は苦しい時間が続きましたが無失点で切り抜けたところからも守備の安定は特筆すべきものがありました。

千葉戦こそ後半ロスタイムに失点し敗戦。そもそもの出来がよくありませんでした。これは毎試合3-4人入れ替えて軽いターンオーバーで進める新潟の一つの課題で、選手の組み合わせの最適解は未だに模索中であるとは言えます。

ただ、徐々に見えてきた部分もあります。

高&島田の不動のボランチ。替えはどうする?問題

藤原が右SBだと守備が抜群に安定する。

イッペイ、松田、至恩、三戸とサイドアタッカーが開幕前の期待通り高いクオリティを選手が出せるようになったこと。イッペイは左の方が合ってそうということ。

高木と伊藤がいることでトップ下もリカバリーが効くこと。どちらもファールをもらえるし、キープ力がありチャンスメイクができる。プレースキッカーもできる。

舞行龍&千葉頼みから、田上が今季覚醒。守備力も去年より上がっており、攻撃参加は特筆すべきものがある。

谷口が既に5得点。今季もエースはおそらく谷口。鈴木やゲデスもタイプが違うので戦況に応じて起用したい。そこは監督の采配次第。

SBのバックアップがいるのは大きい。長谷川は守備に難があるが攻撃面では縦一辺倒から中に切り込むプレーも増えた。右SHの選手との連携をより深めたいし、ボランチやCBとのカバーリングの関係性で守備も改善したい。

堀米と渡邊の争いも面白い。去年よりも前への意識が高い堀米は去年よりも格段に良いんだが、渡邊も上下の運動量に加えて高さも魅力。これも采配次第。

GKは小島が復調傾向。2020年に加入した当時は光るものがあったが去年はケガでコンディションが整わなかった。落ち着いたビルドアップ参加はJ2ではNo1と言っていい。加えてビックセーブも増えてきたのでこの調子でチームを救えると勝ち点は伸ばせる。GKで年間勝ち点は10は変わるので、期待される役割は大きい。

ここ最近の最大の課題だったセットプレーからの得点は栃木戦で解消。セットプレー担当のコーチがきちんとデザインしたとのこと。それで結果が出たのでここでも修正できたことになる。あとは強度を落とさずに継続できるかどうか。対策してくる相手を上回れるかが毎試合のポイントとなるだろう。




去年活躍した選手の上積みの重要性

松橋監督の修正力のところでも課題、修正したところ、今後のポイントは触れたが基本的には昨季の主力の活躍と上積みは必須と言っていい。

5試合5得点と覚醒の兆しがある谷口は、去年以上に決定機で決めきるということを年間通して追い求めて活躍できるかどうか。

高&島田の不動のダブルボランチのコンビはやはり組み合わせが黄金比的な何かがあるのだろう。刈り取り役の高と供給役の島田。どちらも前線に顔を出せるのでこの可変がうまくハマっている。島田はタックルでファールが多いのが気になるが、ピンチの芽を摘んでいるのでプラマイゼロ。高もビルドアップで存在感があるので、あとは前線に攻撃参加した際の最後のクオリティ。レオシルバ並みに得点力があれば本当に言うことが無いほど。

田上が好調かつ成長したことで舞行龍&千葉のターンオーバーができているので疲労感なく出場したらコンディションがよさそうなのも大きい。どちらもビルドアップのキーマンかつ最後の砦なので連戦でパフォーマンスが落ちることなく戦えるのは思っている以上にプラス材料だと思う。

高木は昨季のJ2アシスト王ということで今年も引き続きマークは厳しい。伊藤との同時起用でも共存できることがわかったが、高木の勝利へのこだわりはチームに伝染するので去年以上に強度高くチャンスに絡めるとJ1昇格に近づくのは間違いない。

藤原は地味に見えて非常に効いている。現状長谷川と交互に出場が続いているが守備での安定度を考えると藤原を優位に取らざるを得ない。

去年よりもクロスの回数が増えているので、攻撃参加時の更なるクオリティ向上。高同様に決定機で決めきる得点力も求められる。

堀米は去年、ビルドアップやポゼッション、ポジショニングなどを考えすぎてかバックパスが多かった印象があるが、今年は至恩とのコンビで左サイドを駆け上がる本来の持ち味を出す場面が増えている印象がある。

これは引き続き強度を上げてもらいたい。渡邊が台頭してきているのもいい刺激だと思う。

そしてエース、本間至恩。将来新潟から世界に旅立ってほしい選手の一人だが、今年新潟をJ1に導けるかは彼の活躍にもかかっている。

勝てていなかった開幕からの4試合では一人気を吐く活躍を示し同点に追いつく活躍を示していた。各チーム必ず本間至恩対策はしてくるので、それをいかに個で打開できるか。パスと言う選択肢を優先しがちな試合が続いているが、ボールの運び方や周りとのポジショニングでよりゴールを狙える、自ら決める場面が増えると相手はより迷うはずで新潟にとってはポジティブな方向に持って行ける。

三戸が至恩を見て、同様に積極的な姿勢が伝染すれば相手にとってより脅威になる。

GKは2020年の主戦、小島が今年は開幕から返り咲き。最近ではビックセーブもあり、足元の技術は既に折り紙付き。GKの出来で年間勝ち点は10変わる。彼が怪我無く高いレベルのプレーが出せれば心強い。

あとはケガがちな鈴木の復調にも期待したい。ゲデスも加わりFWはバリエーションが増えていい傾向にある。

松田が試合を重ねるごとに強度が上がっていることもプラス。

個人的には伊藤涼太郎に一番期待している。彼の活躍無くしておそらくJ1昇格は無いだろう。長いシーズンなのでJ2ベストイレブン級の活躍はきっとできるはず。

ゲデス登場

皆さんお待ちかねの新加入FWアレクサンドレゲデス選手が栃木戦で新潟デビューを飾りました。

残り10分程度の出場機会だったことと、合流して1ヶ月経っていないのでコンディションや連携面で課題もありましたが、高身長でありながら足元の技術がずば抜けて高い印象がありました。

ボールの受け方が上手いのが鈴木だとすると、ボールの扱い方が上手いのがゲデス。高木や伊藤との連携が深まるとかなりチャンスは増えるのではと期待させるものでした。

おそらくポイントは連携面。どういう位置を取り、どこを狙い、どうゴール前に迫れるか?この青写真をいかに重ねられるか?ここの練度が深まればかなり大きい。

ゲデスが加入したもののおそらく得点源として一番期待すべきは谷口である。

去年以上のゴール数を上げるためにはやはり決めなければいけない場面でいかに決めきるか?ここが重要になってくる。良い位置でボールを受け、相手のプレッシャーを交わし、なるべくいい状態でシュートまで持って行く。基本的なところの質向上が結果にもつながるはずである。

怪我がちな鈴木の復帰も重要である。やはりボールの受け方、追い方はアルビのFW陣で一番上手である。

タイプ的には興梠と似ている印象がある。神出鬼没で決定力がある。相手DFの嫌な位置を取れ、嫌なところに顔を出す。ケガさえなければ…と言いたいところだが、とにかく良いコンディションで試合に臨める回数が増えると良い。

その他、矢村や小見にとっては上記3人のハードルはかなり高くなっていくだろう。2人とも良さがあるので、そのストロングを活かし、与えられたチャンスできちんと結果を残せるか?は重要であり、チーム力の底上げのためには不可欠であることも忘れてはならない

 
 
 

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