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  • 執筆者の写真: こうずてぃーびー
    こうずてぃーびー
  • 2022年4月9日
  • 読了時間: 7分

プレビュー


生配信









熊本戦レビュー


ポイントは3点

田上の攻撃力爆発

決定力不足問題

スーパーセーブはチームを救う

田上の攻撃力爆発


群馬戦でスタメン出場し得点も決めるなど、フル出場で活躍をした田上は前節千葉戦ではベンチスタート。好調だった田上が3連戦でのターンオーバーを見越してのものとはいえ起用されなかったことには疑問を感じるサポーターもいましたが、それがまさに裏目に出る結果で敗戦。

セットプレーのターゲット、攻撃の厚みなどでやはり田上がいたら…というタラレバになりますが起用された方がよかったと思わせる内容でした。

そして迎えた熊本戦、群馬戦は舞行龍とコンビでしたが、この試合は千葉とコンビでスタメン。

試合は開始早々に失点。

新潟の右サイドは今季しょっちゅう狙われている印象がありますが、長谷川と田上のゾーンを狙われたような形。

群馬戦ではフィードなども良さを出した田上でしたが守備面はまだまだやれるはず。クオリティの向上に期待したいところ。

田上効果をまさに感じ始めたのはセットプレーのシーン。前節千葉相手に27本もセットプレーのチャンスがありながら無得点。これは千葉よりも12回も多かったのにです。

それを踏まえてか、最初のコーナーでは伊藤と島田が並ぶ形でデザインしてきた様子。

そして、ターゲットとして空中戦に強い田上がいることでゴールに肉薄するシーンが増えます。

ジェフ千葉のDF陣程の高さ、フィジカルが熊本のDF陣にはなかったとは言え、これくらい中で競れる選手がいるとセットプレーでも得点の匂いを感じることができるのは大きいなぁと感じました。

そして劇的決勝弾のシーン。

この日当たってたGK小島のロングフィードにうまく抜け出した田上はラインのギャップをうまく読んでいたのもありますがフリーに。

冷静に中にクロスを上げて鈴木が落ち着いて決めきりました。

この日の神ユニ(MVP)にも選ばれて大車輪の活躍だった田上選手。

トーマスデンがいつ戦列に復帰できるのかわからないですが、田上固定で舞行龍と千葉を交互に出すのが、特に攻撃面において効果をしめすのではないだろうかと改めて感じる試合でした。

これで勝ち点12で5位。首位横浜FCは負けなしで勝ち点22。8試合で10点も勝ち点差が開いています。

J1昇格するためには毎回言っていますが「連勝し続けることと連敗しないこと」が重要です。

J2からJ1へ昇格するにあたってプレーオフ圏内ではいけません。自動昇格圏内の2位以内を狙う必要があります。

これは今のレギュレーションになってからプレーオフ圏内に入っても2018年には東京Vが磐田に敗れ、2019年には徳島が湘南に引き分けてJ2組が昇格を逃していることからも容易ではないことから、やはり自動昇格圏内でなければ難しいのではと感じるからです。

2位以内を目指すにはやはり1試合平均勝ち点2ペース。42試合で84点以上の勝ち点は欲しいところです。

そのためにはやはり連勝し続け、連敗をしないことが重要になります。



決定力不足問齋


2得点こそしましたが、課題が残った熊本戦。

アルベルト監督時代から課題として言われている決定力不足です。

熊本戦のスタッツを見るとシュート本数で新潟が24本。熊本が14本。枠内だと新潟が6本、熊本が7本。

倍近くシュート数で差がついているのに枠内シュート数では熊本の方が多いという点。

谷口選手はシュート9本打って1点のみ。決定機が3,4回はありましたが、GK正面だったりDFにブロックされるなどでゴールに至りませんでした。

また、ボランチの高選手も3本打ってますが無得点。

ダブルボランチに変えてから3勝1敗と好調を維持していますが、その大本はアンカーのようにボランチの両脇を狙われて縦移動よりも横移動が増えてバランスが崩れるのを防げるようになったことと、横移動が減ったおかげで縦への推進力が増したという点があるように思います。

ただ、問題は高も島田も攻撃時にどちらかが前線まで顔を出してシュートまで至るのですが得点力が無いのです。レオシルバのように得点力のあるボランチであればもう少し得点数は増えていたかもしれません。これは今後の改善に期待したいところです。

あとはセットプレー。千葉戦でも27回もセットプレーのチャンスがあって無得点に終わりましたが、熊本戦でも22本のセットプレーの機会がありました。熊本が11本だったので倍ですね。

田上がいたおかげでもう一押しで得点と言う場面が数度あったので運不運の範囲もありましたが、田上がいなかったら千葉戦のように蹴れども蹴れどもノーチャンスのような場面になっていたかもしれません。ここはまだ解決していない課題です。

一方でケガから復帰し、1節以来の試合出場となった鈴木がすぐに得点という形で結果を出したのはポジティブな材料でしょう。

谷口もワントップの動きが本来得意というわけではないながらも試合を重ねていく事で上手になっていっていましたが、やはり鈴木のポジショニング、オフザボールの動き、足元の技術、身体の使い方、プレスの追い込み方など、やはり上手だと思わせる場面は多く見られました。

ただ、ケガがちなのがやはりネック。通年通しての主軸は谷口となるでしょうけども、新加入のアレクサンドレゲデスや小見などを含めてFW陣の競争ももっと活発になっていくことで得点数の増加に期待したいです。

ただ、やはり相手に応じてスタメンをいじれるくらいに選手は揃ってきたので、千葉のようにCBが高身長でフィジカル的にもタフな選手が揃っていたら小見や矢村よりもゲデスや鈴木などの高身長もしくはつぶれ役がこなせる選手が理想でしょうし、群馬のようにバランス型のCBの場合は谷口のように裏抜けや、シュートに魅力のある選手が選択肢としては良いかもしれません。

ただ、これも相手に合わせる形ならそうですがあえてギャップを生み出し攻撃パターンを追求するということもできるので、そこは采配次第。

高身長相手にあえて背の低いスピードスターを当てるというのももちろん戦術としてはありますし、ただ、フィジカル負けして話にならない場面を秋田戦、千葉戦で見ているのでなんとも言えませんが。

FWの得点力向上

セットプレーからの得点力

組み合わせの最適解

この辺はシーズン通してみていきたいですね。

スーパーセーブはチームを救う


個人的にはGKの良し悪しで勝ち点10は年間で変わってくると思っています。

負けていたかもしれない試合を引き分けたり、失点を防げなければ勝ちから引き分けや負けに転じていたかもしれない試合なんてサッカーでは往々にしてありますが、その多くはGKのスーパーセーブにより決定的なシーンで得点を阻止することが多いです。

現在、J2にも優秀なGKが群雄割拠です。前にも動画にしましたが、その筆頭は横浜FCのブローダーセンでしょう。

FC東京にいるスウォヴィクと双璧をなす質の高さはあると見ています。

他には大分の高木駿。ケガから復帰して好調な群馬の櫛引政敏。セーブ率上位の山口の関憲太郎。

去年のJ2セーブ率Na1ですが残念ながら怪我で離脱中の岡山の梅田透吾。

長崎の富澤雅也も琉球の田口潤人もセーブ率や数で言えば上々。

しかしそれを凌駕するスーパーGKが現れました。徳島のホセアウレリオスアレス選手です。徳島VS長崎では数多の決定機を度重なるスーパーセーブで阻止。引き分けに持ち込みました。

まさに勝ち点が変わる活躍を見せました。

わが軍新潟の熊本戦ではGK小島が大車輪の活躍。繋ぐサッカーなので足元の技術も重要なのですが決勝点の起点となるフィードもあり、熊本の決定機を少なくとも3回は防いでいました。

もともと東京五輪代表候補として世代別代表の常連だった実力者。2020年から新潟に在籍しているものの怪我に苦しみコンスタントにハイパフォーマンスが出せていませんでしたが、覚醒の兆しが見えた内容でした。

やはりスーパーセーブはチームを救い、勝ち点に影響を及ぼします。

小島選手も先に取り上げたJ2在籍の優秀なGKと肩を並べ、追い越すことができれば新潟の昇格は近づくでしょう。


 
 
 

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