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J2第7節アルビレックス新潟VSジェフユナイテッド千葉の話題はこちら

  • 執筆者の写真: こうずてぃーびー
    こうずてぃーびー
  • 2022年3月31日
  • 読了時間: 4分

プレビュー




生配信








千葉戦振り返り


ポイントは2点

5バックだと崩せない問題

フリーキックから点が入らない問題


5バックだと崩せない問題

千葉は3-4-3のシステムも、守備時はWBが下がって5バック、2シャドーの一角が降りて5-3-2に可変します。そうなると守備時に欠ける人数が8人。これではポジショナルプレー、ポゼッションサッカーをスタイルとする新潟にとってはなかなか厳しい状況になります。

スペース、位置的な優位性をもって試合を運びたい新潟にとってその肝心なスペースが消されてしまうためです。

もちろん今までもそのような状況はありました。しかしこの試合で言えば千葉の守備での集中力が90分通して持続し、後半途中にほころびが出るなどの隙すらなかったことが試合を難しくさせた要因の一つとなります。

ただ、それを上回る攻撃を見せなければ勝つことができません。サッカーとは得点が多い方が勝つルールです。

今回の松橋監督の交代策は結果的には失敗しましたが、意図はよく理解できるものでした。

徐々に仕掛ける場面、バイタルエリアに顔を出す場面が増えていた松田に代えて伊藤を入れたのは、前節で高木と伊藤がお互いにポジションチェンジなどをしてスペースを生み出して攻撃のリズムが生まれたことから判断したとするなら理解ができます。

実際5バックに中盤3人で挟まれてスペースがなくて苦しんでいるので、松田の単騎突破からリズムを変えて高木と伊藤に期待したのでしょう。

ただ、この試合はなぜか高木と周りの呼吸が合いませんでした。これは高木側の問題なのか受け手側の問題なのかはわからないので誰が悪いだとかいうつもりは無いんですが、このチグハグさも千葉の堅守をこじあけられなかった原因の一つではあります。

谷口と渡邊に代えてイッペイと堀米を投入したのも意図がわかります。前線で身体を張ってたり裏抜けを試みたりと及第点ではあった谷口ですが、やはり5バックの前では数的不利で空中戦も強い相手に対してプレーしにくそうではありました。

0トップにしてイッペイのサイドでの局面で松田と至恩からイッペイと至恩の両ワイドからの攻めに、高木と伊藤をより近い位置でプレーさせてスペースを生み出させたいということかなと。

渡邊も今季初出場にしては十分及第点の出来でしたが、至恩とのコンビネーションや攻撃面で期待されての交代かと。

しかしながらイッペイがケガ明けでおそらく本調子ではなかったこと。千葉相手に渡邊の高さが地味に効いていたので堀米に代わり高さの面で競える駒が減ったことの方が作用してしまい、また高木と合わない問題が浮上中であったので伊藤がいくら動きがよくても連携が2歩止まり。3歩4歩と連動する場面は少なかった。

やはり守備ブロックを敷かれ、その強度が90分維持されてしまうとなかなか難しい。これを打破するのはピッチ上の選手になるので非常に難しい試合だった。気持ちの面を開幕から4試合では指摘していたが、この試合ではアイデアやパスミスを減らすなどの技術面の問題の方が大きいような印象があった。連携も含め。

そこで2つ目のポイントである。

セットプレーから得点の匂いがしない問題である。

スタッツ的にはFKとCK合わせて新潟が27本、千葉が15本である。

千葉は後半ラストワンプレーの局面でCKから劇的ゴール。

一方で新潟は千葉よりも12本も多くのセットプレーの機会がありながら無得点。新潟は高さのある選手が少ないという欠点があります。一方でパスの成功率は85%付近と技術力の高さはJ2屈指です。

となると高さで不利な新潟がどうやってセットプレーを得点につなげるか?とすると唯一今季セットプレーから得点できたショートコーナーからの田上の高さパターン的なものを繰り返すか、在りし日のマルシオリシャルデスやアンデルソンリマなど優秀なキッカーの獲得を目指すか、ゲデズやデンがスタメンに食い込んでみてどう変わるかと言ったところでしょうか。

高木と伊藤が良い位置でファウルをもらえるだけにそれを活かしきれていない現状のもどかしさはアルビサポなら感じている方も多いはずです。

そこの改善はどうなるか期待したいですね。

 
 
 

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