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J2第41節アルビレックス新潟vs 東京ヴェルディの話題はこちら

  • 執筆者の写真: こうずてぃーびー
    こうずてぃーびー
  • 2022年10月15日
  • 読了時間: 6分

東京V戦プレビュー


J2優勝へ、この試合に勝てば最終節を残して決めることができる新潟と、現在4連勝で一気にプレーオフ圏内の可能性を残してきた東京Vの一戦。

前節仙台に勝利し、J1自動昇格圏内を確定させた新潟が目指す次の高みはJ2優勝である。賞金的にも1位と2位では1000万円違うので案外大きい。

一方の東京Vは他力本願にはなるものの勝ち続ければプレーオフ進出の可能性を残している。しかし新潟とは今季最初の戦いで4-3で負けている。また過去5試合の対戦成績的には新潟の3勝2分と東京Vはそれまで新潟を得意としていたが流れが大きく変わってきた。この試合でどうなるかもポイントのひとつだろう。

東京Vのポイント…

鹿島からレンタル加入のFW染野が好調である。直近でもゴールを決めており、ゴール前でしっかり得点に絡む仕事ができている。

加えて得点ランク上位のFW佐藤も持ち前の技術、得点力、ポジショニングでバランスよく動けている点は新潟的には潰しておきたいポイントだろう。

MF梶川が高い技術力で中盤を支配し、セットプレーのキッカーも務める。高精度なボールからのセットプレーは要注意である。ターゲットとしてはDFンドカボニフェイスがたびたび得点に絡む活躍を見せているので空中戦でンドカを止められないと新潟的には一発で決められる可能性があるだろう。

前回対戦時も苦しめられたバスケスバイロンも要注意。彼の突破力はJ2でも随一。新潟の左サイドの守備はいつも以上にシビアに行かなければならないだろう。

ヴェルディは4連勝のうち直近の3連勝を無失点で達成している。GKマテウスが好調である。彼にスーパーセーブをさせないくらい崩し切る必要が新潟にはあるだろう。

先発かどうかは不明もFW阪野も順調に得点を積み重ねているし、MF加藤弘堅も攻守に渡って優秀なボランチである。昨季得点ランク上位に名を連ねた小池純輝もいるので高い技術力を持った選手の層の厚さはヴェルディの強みだろう。

城福監督にシーズン途中に切り替わったが、DF馬場やFW河村の台頭など若手の起用も功を奏している。夏に10番新井瑞希が移籍したがその影響はさほど感じない。

新潟のポイント…

新潟は9月の大分戦の敗戦以降、山形との引き分け以外で全勝。6戦負け無し。遂に前節の仙台戦で勝利して悲願のJ1昇格を成しえた。

横浜FCが大分に敗れたためこの試合で勝てば残り1試合残して自力で優勝を決めることができる。

キーマンは前節も活躍した伊藤涼太郎だろう。ヴェルディも新潟も技術力が高く、ボール保持をするスタイルのチーム同士なのでより相手の守備のほころび、わずかなスペースを突けるか?という点が勝敗の分かれ目となりそうである。

トップ下で縦横無尽に動く伊藤のプレーがヴェルディをどれだけ苦しめられるか?逆に彼が機能不全に陥ると新潟的には停滞傾向になるだろう。

GK小島を中心に守備とビルドアップは安定している。粘り強い守備での失点数の少なさは今季のJ2でも特筆している。

一方で徳島ポヤトス監督に指摘されてから新潟対策として多くのチームがクロスからの攻撃を模索している。ヴェルディもサイドに強力な選手がおり、センターフォワードには好調な染野がいる。安易にクロスを上げさせないことと染野と佐藤を潰す両方が大事になる。

トーマスデンが出場できれば空中戦はおそらく問題なし。加えて背後やDFとボランチの間のスペースも狙われづらくなる。

新潟からしても東京VのDFとボランチの間のスペースは一つの狙いどころとなる。谷口のカットインシュートがハマるイメージもある。当然相手も予想してくるはずで、小見と三戸の両サイドが相手の両サイドを深く抉るなどで外に中にと相手を揺さぶってスペースを生み出す動きも必要になるだろう。

とにかく今季してきたことをより高い強度、質でこなせばチャンスは生まれるだろう。

新潟の先制した時の勝率は96%を超えてきた。もちろん先制点は重要なポイントになるだろう。


東京戦レビュー



総括

結果は0-1で負け。

東京Vの集中力が90分高く、新潟的には苦戦した。今季あまり良くない試合あるあるの新潟の出来が良くなかったパターンというよりも、東京Vの出来がすこぶる良かったという印象。悲観的な内容とまでは言わないまでもやはり決めきる時に決める、少ないチャンスを決めることが重要であると再認識できた。

小見のフリーのシーンや藤原のヘッド、谷口もチャンスがあった。どれかで誰かが決めていれば流れはもちろん変わったが、100発100中で決まるわけが無いのがサッカーでもある。決定率が上げられないのであればチャンスの数を増やすしかない。

ただ、そのチャンスの軸となる部分において東京Vの守備の寄せ、そして新潟の突きどころをきちんと狙いをもって対策できていたように思う。

ただ、戦術的なところは対して凝っているわけではなく、東京Vの選手の気持ち、メンタルの充実度が大きく試合に影響したように思う。

東京Vの好守

新潟がボールを保持する展開ではありました。スタッツ的にも63%の保持率だった新潟ですが、シュート数は新潟が12本で枠内1本、東京Vが15本で枠内7本。この差は大きかったです。

攻守の切り替えがはっきりしていたのが東京Vでした。新潟が左右にボールを運んでも中央はしっかり閉じて、サイドで刈り取れれば裏狙い、バスケスの個人突破でチャンスメイク、CKやFKを獲得できれば梶川の正確なボールがゴール前に降り注ぐ。これはかなり東京Vが集中力高くできていたと思います。染野の決定力の高さと好調さも東京Vに流れが向きました。

守備で言えば新潟が左右にボールを動かしても東京Vの守備がコンパクトな陣形を保ったまましっかりとブロックをすぐに構成するので揺さぶり切れない新潟という図。1対1で新潟の選手が優位になるシーンも多くなかったので東京Vにボールが渡ればカウンターを喰らう。やはりそこは個人のプレーの質、連動性の質を高めていくしかないわけです。

新潟の出来

トーマスデンと小島でかなり守備は奮闘していました。彼らがいなければ4点5点入っててもおかしくないような内容でもありました。

特にトーマスデンはその速さがかなり効いていて1人で2-3人抑えられていました。かなり大きな活躍でしたし、千葉も伊藤に縦パス入れたりなどチャレンジできていたのですが、伊藤が持った時の東京Vの寄せとスペースを消す速さと強度が高く、小見三戸がサポートに行く前に囲まれてしまうシーンは目に付きました。

伊藤も技術力が高いので何回かに1回は1人、2人剥がしたりするのですが、剥がした先のパスコースも東京Vがきっちり抑えていて出しどころが無いみたいな状況もありました。

伊藤に期待するなら高木のようにうまくファールをもらってセットプレーから始めるようなプレーの流れをあえて切ることで相手の守備のリズムを崩すということが案外思っている以上に効いていたんだなとあらためて再認識しました。

高木のように被ファールをうまく増やせればそれも戦術の一つに組み込めますし。来季に向けてほしいスキルでもあります。本人は簡単に倒れるのは嫌がりそうですが。

横浜FCが負けて、町田戦を残して優勝が決まりましたが来季を見据えて、かつ今季を締めくくる素晴らしい試合を苦手としている町田相手にしてくれることを期待したいですね。

 
 
 

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