J2第40節アルビレックス新潟vs ベガルタ仙台の話題はこちら
- こうずてぃーびー
- 2022年10月8日
- 読了時間: 4分
仙台戦プレビュー
山形VS大宮の結果次第で順位は変わるが39節終了時点で仙台はプレーオフ圏内ぎりぎりの6位。勝ち点59。
新潟は岡山が金沢に敗れたことでほぼ自動昇格を決めた状況と言っていい。今回の仙台戦で引き分け以上で自力で自動昇格を確定させることができる。
仙台は原崎監督から伊藤監督に監督交代を敢行。伊藤監督就任後の成績は1勝1分3敗と振るわない。就任2戦目で勝利した栃木戦から従来の4バックを3バックに変更し3-4-2-1のシステムで直近の4試合は戦っているが2連敗中である。
監督交代ブーストは効かずに苦戦する中、自力で昇格が決まる新潟相手の1戦となると状況は芳しくないだろう。
新潟からしたらホーム、ビッグスワンで昇格を決める絶好のチャンスでもある。チケットは既に完売。コロナ禍の声出し応援対象試合のレギュレーションから収容上限が35000人となるが久しぶりの3万人越えの観衆を前に5年越しの悲願である昇格を成しえるか注目である。
仙台のポイント…
仙台の注目選手は新潟にもなじみのある中島元彦選手だろう。ボランチからFWまでこなすが直近ではボランチ起用だがシャドーストライカーの位置に入ることもある。
FKのキッカーとしても優秀で彼の直接フリーキックからの得点、そして持ち味であるシュートへの前向きさとの強烈さは新潟も警戒する必要がある。
また、得点ランク上位に位置する中山仁斗も怖い存在だろう。去年水戸でも2桁得点をあげたが仙台でも達成。ストライカーとして仕事ができるかどうか、新潟守備陣とのマッチアップは見どころのひとつになるだろう。
守備ではGK小畑が好セーブを見せる場面もあるが、スペースを突かれてディフェンスが崩れて失点するシーンが多い。新潟攻撃陣なら十分チャンスメイクできるだろう。
ボランチ、フォギーニョの攻撃参加、真瀬のサイド攻撃なども仙台の特徴だが伊藤監督のやりたいサッカーとのずれが気になるところである。チームとして連動して得点を奪う流れがどれだけ復活するか。個々の力頼みでは新潟守備陣を崩すのは容易ではない。
新潟のポイント…
新潟は自力で昇格を決められる1戦。意識せずとも意識してしまうだろう。しかしながらこれまで積み上げたものを体現できれば目標は達成できると思われる。
仙台の直近5試合のハイライトを見て感じた狙いどころは、急造3バックの間のスペースとウイングバックの背後である。ハーフスペースとアウトサイドをうまく侵略できれば新潟が相手陣内の深い位置でボールを保持したままチャンスメイクができるので得点の機会も上がっていくだろう。
前節を踏まえると新潟の両SHと両SBが中に入るか、外に張るかの連携面はクリアしておく必要がある。SHが中に入ってばかりでは相手も対応しやすいだけでなく、ある程度プレーエリアがあったほうが中央の伊藤も輝くことを踏まえると仙台の出方次第だがポジショニングは試合中から整理してうまく相手の嫌なところ突けるといい。
先制点を取った場合の新潟の勝率は95%を超えるのでやはり先制点が欲しい。むしろ先制点さえ奪えれば、データ的にはいつも通りのプレーを90分できれば自力昇格はほぼ決まったようなものとも言える。
しかし一方で一瞬の隙を突かれて失点してきて勝ち点を取りこぼしてきたこれまでの5年間がある。選手は当然気を緩めることはないと思うが、前節勝てずに連勝を伸ばせなかった悔しさをぜひ仙台戦で晴らしてほしい。
守備面では中島と中山を抑えることがマストである。加えてクロス攻撃とセットプレーには注意したい。不用意なファールは避けたい。依然として伊藤藤原島田は累積警告にリーチがかかっている。
クロス攻撃はアーリークロスもありえるのでサイドハーフの守備面での貢献も重要になる。小見も三戸もまだまだ守備面では改善の余地があるのでしっかりと対応してピンチを未然に防ぎたい。
CBは舞行龍とトーマスデンが復帰してくれれば、前節の課題であった前線への縦パスも効果的に入ることで、より仙台のセンターバックの間のスペースやWBの背後を狙う機会も増やせるだろう。
とにかく悲願達成まであと一歩である。私も現地に見に行くので歴史的瞬間を目の当たりにできることを期待したい。
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