J2第38節アルビレックス新潟vs 大宮アルディージャの話題はこちら
- こうずてぃーびー

- 2022年9月24日
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大宮戦プレビュー
勝ち点74で首位に立つ新潟と勝ち点38で19位に位置する大宮の一戦。新潟のホームで行われる。
昇格争いの新潟と残留争いの大宮の対戦となるが新潟は3連勝中。大宮も2勝1分と負け無しで好調である。前回対戦時は大宮のホームで2-2の引き分け。通算対戦成績は新潟の21勝20敗20分とほぼ互角。勝ち点1でも積み上げたい大宮と3位岡山との差を広げるためにも勝ち点3が欲しい新潟だが双方の思惑的にも難しい試合になることが予想される。
大宮のポイント
DAZNで見れる大宮のハイライト映像を4試合とも見ましたが、大宮の良いパターンは35節の甲府戦のような得点パターンが新潟相手にできるかどうかだと思われる。
中野を中心にDFの背後を取れる選手がおり、サイド攻撃では柴山が起点。柴山はおそらく来季J1へ個人昇格してもおかしくない逸材である。加えて攻守の要には小島がいい働きをしている印象がある。小島は熊本の河原みたいなタスクを任されているというとイメージしやすいかもしれない。セカンドボールを握り、パスを供給しチャンスメイク、自らシュートも放つというマルチに活躍できる。新潟的には一番潰した方が良い選手だろう。
セットプレーではDF袴田が得点を上げることが直近の試合で多くあるのでセットプレーもチャンスとなろう。
一方で大宮は36節大分戦のような失点シーンは新潟相手に大いに考えられるパターンである。ワンタッチパスにボールウォッチャーになってしまってはゴールを与えてしまう。
また、右SBの小野は今季からコンバートされていて、シーズン通して出場を続けているが本来は攻撃的ポジションの選手である。彼の背後のスペースはウィークポイントとなろう。劣化版旗手のようなイメージである。
新潟のポイント
高木の怪我が発表され長期離脱が予想される。夏の補強も無い中で、ターンオーバーをシーズン通して実施した成果が終盤に離脱者が出てもクオリティを大きく落とさずに済んでいるという面ではポジティブに捉えたい。
大宮の攻撃で注意すべきはDFの背後を取られることと、それを警戒することによって起こるDFとボランチの間のスペースを使われることだろう。加えて柴山などサイドを突破できる個の能力の高い選手もいるのでクロス攻撃には注意である。35節の甲府戦のような大宮の得点シーンは新潟としては絶対に避けたい。
一方で攻撃ではワンタッチの連続で崩すシーンがあると良いだろう。36節の大宮VS大分の大分の得点シーンは新潟的には狙いたいパターンである。高さもあると良いのでゲデスの起用も効果的かもしれない。
トーマスデンが代表招集で離脱したCB陣はスピードの面で不安が残る。背後のケアは当然気を付けなければならないが、セカンドボールを握り続けることが新潟的には一番重要となる。
大宮の直近の試合を見ていると小島や柴山がセカンドボールを拾ったり、中盤の局面でボール奪取してショートカウンター気味に攻め込むシーンでチャンスメイクしている。新潟的には球際で負けるようなことがあると大宮にペースを握られることが予想されるのでセカンドボールの攻防は重要である。高選手を中心に刈り取り続けることができれば新潟優位に進められるだろう。


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