J2第35節アルビレックス新潟vs FC琉球の話題はこちら
- こうずてぃーびー

- 2022年9月10日
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琉球戦プレビュー
現在J2で最下位の琉球と2位の新潟の1戦。
新潟は前回大分に負けたことで3位岡山との勝ち点差が5となった。セーフティーリードとは言えない状況になってきた。連敗しないためにも勝利が必須となる。
一方の琉球は喜名監督解任後、ナチョフェルナンデス監督が就任し着実に勝ち点を積み上げている。勝ち点29で22位に沈んでいるが残留圏内の20位大宮との勝ち点差はわずかに2。熾烈な残留争いの渦中にありながら絶望的な差ではない現状から多く早く勝ち点3を積み上げることができればそれだけ抜け出す可能性も上がるため相当にモチベーションは高いだろう。
前回対戦時は引き分けている両者。新潟のホームでどういう結果になるか注目したい。
琉球のポイント
前節秋田戦は、雨天と強風により極端なサッカーを強いられる展開だっただけにあまり参考にならない。直近3試合分のハイライトを見て感じたところとしてはやはりクロス攻撃とセットプレーがカギとなりそう。
加えてGKカルバハルが好調である。山形戦ではロスタイムにPK献上も値千金のPKストップがあった。
スタメンはわりと固定されつつあるが、池田と富所のボランチ2名がゲームコントロールし、大本人見のサイドアタッカーが攻撃にアクセントを加え、果敢にクロスを上げてくる。
最前線に構えるサダムスレイは夏移籍の目玉。個の能力が高いストライカーなので彼にボールが入った時は要注意である。空中戦も足元もこなす万能型だけにクロスからの合わせは琉球的には一つの形となろう。
セットプレーも琉球のバンディエラこと富所が精度高いボールを供給できる。ディフェンス陣は体格に恵まれた選手が多いので、空中戦に分が悪い新潟にとっては危険な位置でのファールやクロスを上げさせると苦戦するかもしれない。
新潟のポイント
前節は久しぶりの無得点となったが、相変わらず守備は安定している。今回も先制点を取ることが最重要に思われるが、相手は残留争いで勝ち点1でも欲しい状態。打破するのは容易ではないだろう。
琉球の直近3試合を見ていて相手の突きどころとしてはハーフスペースへの侵入でチャンスメイクの回数を増やせるかはポイントになりそうである。4バックの間を突かれることが多い琉球にとっては松田や小見、伊藤や高木などが積極的に相手ゴールに迫るためにもハーフスペースへ侵入し、ワンタッチパスの連続で崩し切るのがひとつの形となろう。
もう1点がDFとボランチの間のスペースである。さらに詳しく言うとDFがペナルティエリア内にびっしり引くことがあるのでペナルティエリアの境界線あたりがぽっかり空くことが多い。ここからミドルシュートを放ってDFを引き寄せるも一つ、そこでできた背後のスペースを狙うも一つ。縦ずれ横ずれを意図的にプレーの中で的確に判断して崩せるかという話だが、ポジショナルプレーを標榜する新潟にとっては本来的には崩しやすいはずである。ゴール前でのプレーの質と判断が重要になるだろう。
クロス攻撃よりもハーフスペースに侵入して相手ゴール付近まで深く抉って崩す形の方がよさそうである。3試合前の山形戦のデラトーレのゴールシーンが新潟的にもベンチマークになりそうである。
ゴールが待たれる谷口の覚醒にも期待が集まるだろう。サダムスレイにはトーマスデンがマンツーマンで付いてもいいくらいかもしれない。大分戦のようにデンと千葉の2人がサムエルに釣られて失点した教訓を生かすべく守備でもポジショニングとカバーリングの関係は再度見直す必要はあるだろう。
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