J2第18節アルビレックス新潟vs水戸ホーリーホックの話題はこちら
- こうずてぃーびー
- 2022年5月25日
- 読了時間: 3分
プレビュー
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レビュー
水戸戦振り返り
・水戸の守備の強度と集中力に苦しんだ前半
前半の序盤はイーブンの展開だった。椿のポスト直撃のシュートもあったし、谷口の押し込むだけという決定機もあった。
しかし新潟は攻撃を完結できないシーンが目立ち、水戸はシュートで終わるシーンが多かった。
新潟の攻撃はシュートをしても水戸のDFにブロックされたり、突破を止められたりすることが多かったが、水戸の攻撃は木下と安藤を中心に崩し切るというシーンが多かった。
個別に見たら椿は藤原が抑えていたが、小見は黒石に完全に止められ、三戸は大崎に止められた。三戸選手は前へのチャレンジが減りバックパスが増えるとあからさまに不調であることがわかるので前半はまさにそのような状態だった。
一方、伊藤がうまくボールを握りながら星と連動する場面はあったが崩しきれなかった。
加えて高がアクシデントで吉田に交代。しかしながら吉田がルーキーとは思えない落ち着いたプレーと精度を発揮したのはむしろ好材料かもしれない。今まで10分以下のプレー時間だったが、吉田は約60分プレーして十分通用することを示せたと思う。守備もまだ未熟な面はあるが、追い切れるタイプなので今後改善に期待が持てる。
前半を0-0でしのいだのは新潟にとってはとても大きかった。
後半は小見に替えて至恩が投入。これがハマった。至恩の前進気勢がチーム全体に広がり、伊藤も前目でボールに触るシーンが増えたし、三戸もボール奪取して前を向くシーンが増えた。三戸の1点目はまさにその象徴的なシーンだった。
その後、水戸が木下らを下げて梅田と曾根田を入れたことでかえって新潟の攻撃がやりやすくなった。梅田は出来的には及第点だったが、特に曾根田の守備が軽いおかげでより仕掛けに向くことができた。至恩が2点目、3点目を決めて3-0で勝利。
2点目はCKからの流れだったが、至恩のインタビューからもデザインされたものだとわかる。熊本戦以降、徐々にセットプレーからの得点が取れてきているのは好材料である。
終盤は遂に実戦での藤原ボランチ起用もあったが、高のように追える守備ができるので十分起用のオプションとしてありえる出来だった。
一方で右SBに入った長谷川は、以前から守備面の課題を指摘してきたが、最終盤でエリア内で相手選手を引っ張って倒したようなシーンがあったが、あの時間にあのエリアでそのプレーは判断も質もいただけない。今後の改善に期待するしかないが、監督コーチの指導が見ものである。
舞行龍不在も早川が去年同様のクオリティを発揮し十分プレーした。やはり空中戦に強い早川はセットプレーの守備などでかなり助かる印象。
高と島田がいない中でも中央を締めることができたのにも貢献した。
三戸が中央でプレーできることも至恩との3点目のコンビネーションからもオプションとしてありだと感じた。
加えて今季はGK小島が怪我無くコンスタントにいいプレーができていることも大きい。DF陣はターンオーバーしながらも失点少なくシーズン今まで戦えているのは彼のスーパーセーブのみならず、ビルドアップ参加などが地味に効いていると感じる。
最後にエース本間至恩の活躍で鬼門のアウェイでの勝利となった。小見、三戸の活躍に触発された形かと思うが「全員戦力」という松橋監督の言葉がポジティブな影響をチームに与えている印象がある。
次節は今季初の3連勝を実現できるか、山形戦である。プレビュー、生配信、レビューもアップしていきますのでチャンネル登録してお待ちください!
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