J1第1節アルビレックス新潟VSセレッソ大阪の話題はこちら
- こうずてぃーびー
- 2023年2月18日
- 読了時間: 4分
更新日:2023年2月23日
プレビュー
セレッソのポイント。
小菊監督体制、実質2年目。実質1年目の去年はリーグでも上位進出、カップ戦も決勝まで進出と選手としてのプロ経験のない監督としてメディアで取り上げられたり、乾との騒動もあった中で十分な結果を残した。
アルバイトからの苦労人なども取り上げられたりするがその手腕は間違いなさそう。新潟の松橋監督とはS級ライセンスの同期であることもJリーグキックオフカンファレンスで触れられた通り、新潟との対戦も注目度は高まるだろう。
セレッソのYoutube公式に上がっている今季のキャンプでのトレーニングマッチのハイライトを見ると、やはりサイドが攻撃の起点となる印象を持った。
クロスも然り、ハーフスペースへのボールでゴールに迫ることも然り、アイデアやオプションは多彩だが、起点はサイドなのかなと感じた。
加えて前線からのハイプレスがタフな印象もある。一方で相手を崩すにあたって中央が固められていたり、ボール奪取にこられた際は無理に打破するよりも一度ディフェンスラインに戻したり、サイドチェンジなどを効果的に組み合わせて好機を探る様子を見て取れたので新潟的には攻守の切り替えの早さと質はJ2の感覚のままでは容易に仕留められてしまう危機感を感じるレベルである。
新加入選手もフィットしているようだ。特に福岡から加入した悪魔の左足を持つジョルディクルークスは要注意。おそらくスタメンだろう。
またコンディション次第ではレオセアラ、香川がスタメンもある。もしこの2人のコンディションが悪くても加藤と上門がいるのは強烈である。ちなみに上門は岡山時代からのアルビキラー。新潟的には厄介な相手である。
守備ではヨニッチとキムジンヒョンが構え、奥埜と鈴木が中央でタクトを振る。非常にバランスが取れている上に積み上げも感じる。J1でも屈指の強豪と見ていい。
新潟のパスサッカーに対してどれだけハイプレスがハマるか、サイドの主導権をどれだけ握れるか、ここがセレッソ的には大きなポイントになるだろう。
新潟のポイント
6年ぶりのJ1。松橋監督も初のJ1での指揮となる。新潟はアルベル前監督が構築したパスサッカーが花開いてJ2優勝。昇格組としてはどれだけその新しい新潟スタイルがJ1で通用するのか楽しみな部分がある。セレッソ的にも他のJ1のチーム的にも以前のブラジル頼みのハイプレスショートカウンターサッカーで新潟を連想していたら180度違うスタイルに驚くかもしれないがさすがに分析済みだろう。
スタメンは去年の主力がおそらくベース。新戦力で言えば太田修介選手がスタメン濃厚か。新井直人選手も十分ありえる。
新潟はこれまで築いたポゼッションスタイルがJ1でも通用するか試金石となるが、舞行龍、小島を中心としたディフェンスラインからのパス回しとセレッソのハイプレスのどちらが勝つか、またサイドの攻防で太田や三戸、藤原や堀米がセレッソ相手に打破できるか、相手の攻撃を抑えられるかが非常に重要になってくるだろう。
中央には伊藤と鈴木がハーフスペースやバイタルエリアで良い仕事ができるかどうか。高と島田の攻撃参加も去年以上にできるかどうかもポイントになるだろう。
新潟はクロスをいかにセレッソに上げさせないかもポイントになりそう。トーマスデンが出てくればセレッソの強力な攻撃陣相手でも抑えられるだろうが舞行龍&千葉の場合は速さで若干の懸念は残る。
藤原や堀米が守備に追われる時間が長いとある程度の消耗も覚悟しなければならないので集中力をいかに切らさないか、ベンチワークも重要になってくる。
新潟は約1か月の高知キャンプを経て福島での2次キャンプに臨んでいる。昨季は開幕で4-1-2-3というアンカーシステムを採用したのでサプライズを用意している可能性もありえる。
ただ、今季はこれまでのスタイルを究極系に仕上げるというコンセプトを出しているのでスタイルの変化はないだろう。
より得点の確率を上げ、きっちり守るということをどれだけできるかが重要になる。
去年、新潟的にはパスワークをファウルで分断されたり、リスタートで1発決められることでリズムに乗れなかったりビハインドを背負う場面が多ければ多いほど苦戦していた。
実際、秋田とのTMでの敗戦はそのパターンだったのではと推察するが、苦手な戦い方をされた場合にズルズルとペースを落としてしまうのだけは避けたい。
鈴木と伊藤の決定力。そしてサイドの攻防、特にキャプテン堀米のモチベの高さはチームでも随一だろう、彼の攻撃参加が多ければセレッソ相手でも十分戦えるはずである。
生配信
レビュー
Comentários